ピド代表取締役 浅野睦夫のブログ

株式会社 ピドで居宅介護支援事業所「ピド・ケアコンサル」の管理者と中高年のひきこもり就労支援相談所「ピド・ジョブコンサル」のひきこもり支援相談士として活動しています。

8050問題 支援とはマイナスをプラスにするもの

世の中というものは、人間のプラスの面よりマイナスの面が目立つものです。さて、ひきこもりにおいて、マイナスとして考えられるものをまとめてみました。
・ひきこもりをして、何も働かなくてはお金を稼ぐことはできない。
・ひきこもるためには何かしらの原因があり、それが精神障害、親子関係、職場での人間関係などの原因がマイナスである。
・ひきこもっていると、自分自身が「他人と比べて劣っている」と思ってしまう。
・そもそも「ひきこもり」の言葉自体にプラスのイメージがない。
・ひきこもりに対する社会の偏見がマイナスのイメージをさらに強くする。
これ以外にも色々あるかと思います。
大切なのは「マイナスを減らして0にするのは大変なこと」です。
例えば、私は運動がとても苦手です。これを人並以上に努力しても才能のある人には太刀打ちできません。たとえ運動音痴でも努力すれば、もちろん上達します。進歩だってします。
しかし人より劣っている所、マイナスばかりを克服しようとすることだけが人生なのでしょうか?人間はすべての面において世界一にはなれないし、なる必要もありません。100メートル走の世界記録保持者が必ずしもノーベル賞を受賞するとは限りません。
では、反対にすべての面において世界一最低の人間なんておりますか?勉強も運動もダメな人はいても、そこまで最低な人間などおりません。ひきこもり当事者の家族や支援者に求められる物はこの発想だと思います。
完璧な人間など存在しません。人より劣っている、マイナスがあっても生きて行けます。そこが大切だと思います。何かプラスな面があれば、そこに着目して伸ばすことが支援だと思います。
もう一つ大切なのは、マイナスと思っていることをプラスに活かす発想も大切です。例えば、仕事のスピードがどうしても遅い人なら、スピードより正確性を問われる仕事が向いていたりします。自分がひきこもりで感じたことや色々な経験は、自分以外のひきこもりへの支援に繋がる貴重な財産となります。そこから、ひきこもり支援の道もあったりすると思います。
今の時代に必要なのは、固定観念を捨てることだと思います。

 

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写真はピド事務所の近所で、埼玉県の鶴ヶ島南近隣公園です。


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