ピド代表取締役 浅野睦夫のブログ

株式会社 ピドで居宅介護支援事業所「ピド・ケアコンサル」の管理者と中高年のひきこもり就労支援相談所「ピド・ジョブコンサル」のひきこもり支援相談士として活動しています。

ひきこもりと閉じこもりの違いについて

私はケアマネジャーであり、ひきこもり支援相談士でもあります。両方に共通する話題です。
まずは、ひきこもりの意味をウィキペディアで調べてみました。
「引きこもりとは、仕事や学校に行けず家に籠り、家族以外とほとんど交流がない人の状況を指す。現時点では、日本の厚生労働省はこうした状態が6か月以上続いた場合を定義としている。時々買い物などで外出することもあるという場合も『ひきこもり』に含める」でした。
続いて閉じこもりの意味をウィキペディアで調べてみました。
「閉じこもりとは、広義には外出頻度の極端に低い生活態度を指すが、本項では高齢者の生活空間の狭小化について述べる」とありました。
ここから、ひきこもりと閉じこもりの共通点と違いをまとめてみました。
共通点は、家にこもっている所です。そのため、家族以外の交流が非常に少なくなっています。また、家から出ないということは運動不足になりやすくなります。
家から出ないで、他者と交流がほとんどなくて運動不足では、身体的にも精神的にも脳科学的にも良い状態にありません。
次に、ひきこもりと閉じこもりと違いですが、閉じこもりは高齢者に限定しており、「若者の閉じこもり」は存在しません。また、閉じこもりは本人の意思は外出したいとしても高齢による筋力低下や疾病の影響などで外出が困難になっている場合があるのに対し、ひきこもりは身体的よりも、精神的に外出できない状態にあります。
ここまでは「あたり前だろ‼」と、お叱り受けそうな内容ですが、閉じこもりにならないように、デイサービスや通所リハビリテーションショートステイなどの介護保険サービスや、
ケアマネジャーも閉じこもりの相談に対応しております。市町村の介護保険担当や地域包括支援センターでも相談して必要な機関を紹介してもらえます。また、市町村で体操教室や地域の集まりなどの閉じこもり予防に取り組んでおります。
さて、これがひきこもりで特に中高年となると、まずケアマネジャーにあたる人がいません。市町村の窓口も、不登校や若者のひきこもりと同じ相談窓口で相談して、たらい回しにされる可能性もあります。ひきこもり予防の講演会やひきこもりに関するイベント、中高年の再就職は若者より困難なのにもかかわらず、中高年に向けた就労支援も非常に不足していると思われます。ひきこもりは、家族会や自助会などのボランティアに頼らざる得ない状態にあります。これが、ひきこもり期間の長期化の原因だと思います。
閉じこもりに関する支援のように、ひきこもりに関する支援が社会に広まると、ひきこもり期間の短縮化ができると思います。


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