ピド代表取締役 浅野睦夫のブログ

株式会社 ピドで居宅介護支援事業所「ピド・ケアコンサル」の管理者と中高年のひきこもり就労支援相談所「ピド・ジョブコンサル」のひきこもり支援相談士として活動しています。

8050問題 承認欲求とは?

自己実現理論(マズロー欲求段階説)をウィキペディアで調べてみました。

自己実現理論(じこじつげんりろん)とは、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものである。
自己実現論、(マズローの)欲求段階説、欲求5段階説、など、別の異なる呼称がある。
ピラミッド状の階層を成し、マズローが提唱した人間の基本的欲求を、高次の欲求(上)から並べる。


  1.自己実現の欲求
  2.承認(尊重)の欲求

  3.社会的欲求 / 所属と愛の欲求
  4.安全の欲求
  5.生理的欲求               

                      
これをひきこもりで考えてみます。
まず一番下の「生理的欲求」は生きていくために必要な、基本的・本能的な欲求を指します。
「食欲」「排泄欲」「睡眠欲」などが当てはまり、これらが満たされなければ生命の維持が不可能となります。これは、これは満たされていると思われます。
次に「安全の欲求」は、安心・安全な暮らしへの欲求を指します。
「社会的欲求 / 所属と愛の欲求」は友人や家庭、会社から受け入れられたい欲求を指します。集団への帰属や愛情を求める欲求であり、この欲求が満たされない状態が続くと孤独感や社会的不安を感じやすくなり、時には鬱状態に陥るケースもあります。
その上の「承認(尊重)の欲求」は、他者から尊敬されたい、認められたいと願う欲求を指します。
最後に「自己実現の欲求」は、自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求を指します。
では、「働きたい」は、どれに当てはまるのでしょうか?
会社から受け入れられたい「社会的欲求 / 所属と愛の欲求」であり、他者から認められたい「承認(尊重)の欲求」であり、「あるべき自分」になりたいと願う「自己実現の欲求」だと思います。
自己実現理論(マズロー欲求段階説)で考えると、まず「安全の欲求」が満たされない段階で、社会に出ることが不安であれば、その上の段階の欲求が出ないことになります。また、「安全の欲求」が満たされれば、その上の「社会的欲求 / 所属と愛の欲求」が出てきます。そして、「承認(尊重)の欲求」、「自己実現の欲求」と続きます。
安全とは何でしょうか?外に出るのが怖いうちに親から「さっさと働け」と説教されることでしょうか?引き出し屋が無理やり施設に連れ出して強制的に働かせることでしょうか?
まず、「自分には安全な居場所がある」「安全な人となら話しができる」の段階から始める必要があると思います。
もし家族で「頭で分かっていても、つい叱ってしまう」とお悩みの方は、ピド・ジョブコンサルへご相談ください。少しずつでも良いので、着実に前進することが大切だと思います。


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