ピド代表取締役 浅野睦夫のブログ

株式会社 ピドで居宅介護支援事業所「ピド・ケアコンサル」の管理者と中高年のひきこもり就労支援相談所「ピド・ジョブコンサル」のひきこもり支援相談士として活動しています。

8050問題 多様な価値観について

日本人は、島国のせいなのか「多様な価値観」を認める社会でないと思います。具体的には、「とりあえず高校、大学は行くもの」とか、「働くのは正社員でなければならない」「人と違っていたら、いじめに遭う」などと、人と同じことを好み、違う人を排除したがる国民性だと思います。

原因は島国だけでなく、日本の教育制度にもあると思います。狭い教室に児童・生徒を押し込んで先生が教えるスタイルは明治時代から変わらず、そのままです。明治時代の富国強兵の時代なら、「画一的な価値観」でお国のために尽くしましょうだったのでしょうが、その時の教育スタイルで「多様な価値観を持ちましょう」と先生が言っても、それは違うと思います。

多様な価値観とは、「学校は、そもそも行かない選択肢がなぜないのか?」とか、「なぜ制服は、着なければいけないのか?制服を着る着ないの選択肢はないのか?」のように人と違うのを認める価値観ではないのでしょうか?

国民性の問題だけあって、学校だけでなく企業にも言えると思います。有名なのは「出る杭は打たれる」だと思います。出る杭を打っている会社に限って「時代はグローバル化だ、多様な価値観が求められている!」と言いそうで怖いです。

もし、多様な価値観を認められる社会になれば、人は周りの目を気にしないで自分のために前向きに生きていけませんか?教育も働き方も遊び方もライフスタイルすべて、自分の価値観だけで判断しないで自分と違っていたとしても認める。自分の価値観が正しくて他人の価値観が間違っている発想なんて捨てませんか?

ひきこもっている当事者には「自分は社会から必要とされていない人間だ」と思っていたら、その価値観を捨てましょう。多様な価値観を持っていれば「必要でないと思っている人はいる。でも必ず自分を必要としている人もいる」と思えます。

周囲の方々には「必ず定職に就かせよう」「ひきこもりは、甘えだ。怠けている」と自分の価値観だけを押し付けないでください。多様な価値観を持っていれば、正解は一つではないことに気付くはずです。

他人と違っていることは「個性」です。誰もが個性を活かして、多様な価値観を持つ社会は8050問題解決の大切なテーマだと思います。

 

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